ウィーク・トライブ

ギル

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村長は村の過去を話し、その翼を持ったカービィ族について話した。

村長「・・・・・・・・と言うわけじゃ」
村長が話を切る。ルバスが口を開いた。
ルバス「カービィ族に助けられたから・・・・ですか」
世間一般ではカービィ族が悪い奴だと言われてるから殺される。しかし、善良なカービィ族もいると言う事を知ってくれているのだろう。
それにこの村の民、スザクも一緒にいたのだから、すぐに村へ通したのだと思う。
レイド「えっと・・・・じゃあスザクに質問」
レイドが話を切り出す。スザクがレイドを向く。
スザク「何だ?」
レイド「あの変な会社・・・っつーか組織と言うか・・・・それについて」
一番気になっていたことを聞いた。スザクは「あー」と、少し躊躇い気味に話す。
スザク「あんまり言う気になれないが・・・・・・隠密組織「グノーシス」。この前も言ったとおり、カービィ族を助ける団体ってとこだ。
詳細は・・・・分からない。一番偉い人なども知らない。と言うか名前と顔が知らない。
正直言うと、お前等があの馬鹿広い部屋にいたのか俺にも分からない。ってかあの部屋に入ったことも無いんだ」
ルバス「ホントか・・・・?しかしそれ以前にどうやってその組織に入ったんだ?」

スザクは続ける。

スザク「ああ・・・・ホントだ。それと・・・・・「グノーシス」の方から「入らないか?」とかってスカウトしてきてな。俺は勿論入った。しかし、入らなかった奴はどうなるのか知らないんだがな・・・・・・・」
レイド「へ〜・・・・グノーシスって美味いんだな」
ルバス「話し聞いてた?」
村長「まぁまぁ、君等は今日ここにいなさい」
匿ってくれるらしい。少し笑みが浮かんだ。

ガチャ

家の扉が開く。一人の村人がいた。
村人「また作物が荒らされました!」
そんな緊急でもないようだが、歯軋りをし、少し怒りがあった。
村長「またか・・・・・・・」
その時レイドが口を挟む。
レイド「え!?山賊は皆やられたんじゃ・・・・・」
村長「山賊ではない」
即答された。山賊以外に何がいるのかとレイドは考える。
じゃあ何・・・・と聞く前に、村長は言った。
村長「ギルの仕業じゃ・・・・すぐに悪戯をしにきおって」
レイド「・・・・・・・ギル?」
ルバス「種族だよ・・・・相当の悪戯好きだって噂だ」
その時スザクが言った。
スザク「全くこうもしょっちゅうだとホント困るな・・・・・・」
家の窓から畑を覗き込んだ。
大半はもっていかれ、畑は荒らしたあとがくっきりと残っている。
半分に割れた大根などがあたりに転がっていた。
スザク「村長」
村長「何だね?」
スザクの言葉に耳を傾ける。
そして言葉を続けた。
スザク「最近・・・・だんだんエスカレートしてるようですし・・・・・ちょっと行ってみます」
村長「そうか・・・・・いや、しかしもう暗い。今日は休んでからにしなさい。そこのカービィのお二人さんも」
そう言うとスザクを見る。
スザク「あ〜・・・・わかりました。明日にします」
同じくレイド達も頭を下げる。
村長は頷くと「ならば・・・よろしく頼む」と言った。
スザク「じゃ・・・・・今日は寝て明日行くぞ」
レイド「って俺達も!?」
スザク「お前等ずっとここに隠れてるわけにもいかねぇだろ?まぁ、ついて来てみなって」
それは二人にとって嬉しかったが、寝てしまえば「グノーシス」に追われるのでは?と思ったらしい。
レイド「グノーシスとか言う奴等に捕まったりしないか?」
素直に聞く。
スザク「何にも心配すんなって!もしもここを襲ったらどうなると思う?軍にバレておしまいだって。あっちも攻撃するこたないでしょ」
笑いながら言った。今度は理解出来た様だ。
そしてスザクの指導で一つの家を目指す。スザクの家らしい。
他の家と同じで、二人はどれが誰の家だか分からなかった。
そして三人は中に入ると、布団が敷いてあった。
レイド「うほ!布団だ!気持ちよさそ〜♪」
はしゃぐレイド。しかしルバスはある事に気付く。

一枚しか敷かれてない。

スザク「何言ってんだ?お前等はこっちだ」
スザクは鍵を取り出すと、鍵穴とは思えない壁の僅かな凹みに差し込んだ。

カチャ

するとそこに狭いスペースがある。
レイド「それ・・・鍵穴だったのか」
スザク「お前等ここに寝ろ」

「何故!?」

二人の声は重なる。スザクは平然と見ていた。
スザク「何故って・・・万が一ここに来られたら厄介だろ?だから、隠れるんだよ」
レイド「・・・じゃあお前はどうすんだよ?」
スザクは同じ顔のままレイド達に背を向ける。
スザク「地下」
地面に割れに鍵穴を差し込む。階段が出てきた。
スザク「じゃ!ここ結構広いよ!」
そして布団を引きずり、階段を下りていった。
レイド「・・・・・・・・・最後に言ったのは嫌味か?」
ルバス「そうだな・・・・」
もうスザクの可笑しな行動には諦めたらしい。
素直に寝ることにした。


ルバス「・・・・・・・・・・・お」
ルバスがまず起きる。欠伸をした後、右に寝ているレイドを見た。
そしてレイドが寝言を言う。
レイド「ルバスのバァーカー・・・アホー・・・・・・」
ルバス「・・・・・寝言なのか?」
馬鹿にされて少し腹立つが、寝言かもしれないと思い放っておく。

ドゴッ!

その時レイドの足がルバスの顔を蹴飛ばした。・・・多分寝ながら。
するとルバスがレイドの足を引っ掴み、扉に投げつける。
レイド「うぉう!!!?」
投げられた痛みと驚きで起きるレイド。
そしてビシッとルバスを指差す。
レイド「ぐぉら!起きて早々よくも投げ飛ばし・・・・・・」
ルバス「るせえ!」
ブチぎれたルバスの拳がレイドの顔面に当たる。そのままもう一度レイドが扉に激突した。

ドゴォ!!

レイドはそのまま扉を壊し、部屋の真ん中にぐったりとノックアウトした。

そして10分ほど経ち、レイドが目覚める。
そこにはルバスがいた。
レイド「・・・・・・・!」
ガバッと起き上がるレイド。そしてルバスに怒鳴る。
レイド「なんなんだっつーのおい!」
ルバス溜息をつき、何が起きたか話す。
ルバス「・・・・でさぁ、なんの夢見てたんだ?俺の事馬鹿にした挙句蹴りやがって」
レイド「さて、スザクは?」
急に話を切り上げた。額には汗が浮き出ている。
多少口論した後、開けっ放しの地下通路に入った。
ルバス「「隠れる」とか言って丸出しじゃねぇか・・・」
中は階段がある。少々薄暗いが、底はもう見えている。そして扉に突き当たった。
レイド「鍵が閉まってるな・・・・・・」
仕方なく扉を叩いた。
その時スザクの声が聞こえた。

スザク「やめろたこ焼き怪人・・・・・・」

ルバス「また凄い夢見てるな・・・」
そう言ったルバスを他所に、「たこ焼き怪人」と連呼する。
イラついたレイドが叫ぶ。
レイド「おい!起きろ!」
スザク「たこ焼・・・・・・あ・・・・夢か・・・・・・・」
そして目覚めたスザクは眠そうに扉の鍵を開け、レイド達と外に出て行った。
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