STAR QUEST
四つの死闘V
マルチ「・・・・・行くぞ!!」
マルチはエアーガンを二つ素早く取り出し、アークに向かって乱射した。
アーク「フッ・・・・所詮はこの程度か・・・・!」
アークは剣を縦に置き、見切って全ての弾を打ち落とした。
アーク「雑魚が・・・・・・」
しかし、弾の落ちる音がしない。
アークは何かに気づいたようで、自分の剣を見てみた。
弾を弾いた所からどんどん剣が氷ついて行く。
その氷はやがてアークの手に渡り、手が動かなくなっていた。
マルチ「・・・・油断したか?」
マルチはそう言いながら蒼く光る銃の弾を補充した。
アーク「やはり覚醒の力はあなどれんか・・・・・だがそれも無駄!」
アークの剣は邪悪な気で覆われていた氷をはぎ取った。
邪悪な気は更に勢いを増した。
アーク「これならどうする?・・・・・滅神破!」
アークの剣から唸る邪悪の波動が放たれた。
マルチ「・・・・こうするさ!!!!」
マルチはシューティングガンとロケットガンを手に取り、シューティングガンを先に撃った。
すると、分裂後唸る邪悪の波動に向かって直撃した。
アーク「馬鹿か。そんな物で打ち破れるはずが・・・・」
マルチ「・・・・誰が打ち破ると言った?」
アーク「・・・・何だと?」
邪悪の波動が弾が当たった所からさっきのように凍り付いていった。
マルチ「・・・今だ!いっけぇぇぇえええ!!!」
凍った波動に向かってロケットガンを放った。
すると、氷の固まりに命中したロケットガンの爆風で無数の氷の棘が飛び散り、アークを襲った。
アーク「・・・・・なっ!」
避ける所がない。防御する暇もない。
アークはその氷の棘をまともに食らい、色々な所で出血した。
マルチ「どうだ!糞野郎!!」
アーク「フッフッフ・・・・・ハッハッハッハッハ!!!!」
アークは高笑いをあげた。
マルチ「何がおかしい!!!!」
アーク「雑魚がいくら這い蹲っても雑魚は雑魚だってんだよ!」
アークが視界から消えた。
マルチ「くそっ・・・・・何処だ!」
「忘れたのか・・・・?お前は死を辿る運命だと言っただろう・・・・真空斬!」
マルチ「・・・・・・・!?」
マルチが後ろを振り向いた瞬間。
マルチの体からは大量の血が噴き出し、赤く染まった銃を落として倒れた。
アークの剣は赤く染まり、その体は返り血を浴びていた。
マルチ「(くそっ・・・・何が・・・・・何が起きたんだ・・・!?)」
マルチの視界がかすれてきた。
アーク「・・・・トドメだ・・・・」
アークの剣が振り下ろされた。
マルチ「(こんな所で・・・・負ける訳には・・・・いかないんだ・・・皆との約束を・・・・・守る為に!!!!!)」
一瞬だった。
マルチの体は涼しい風を浴び、何かの影に隠れていた。
マルチは銃を手に取り、立ち上がった。
傷が塞がっている。何故かは分からない。
マルチは影の主を見てみた。
白銀の体。
凍り付くような目。
四本の足からは冷気が発生し、長い尾が揺らめいている。
それはまるで氷結の銀狼だった。
マルチ「・・・・・召還!!」
アーク「・・・・・!?」
マルチ『凍てつく銀狼!!フェンリル!!!!!』
フェンリル「ウォォォォォゥゥゥゥウウウ!!!」
フェンリルは雄叫びをあげ、マルチと共に構えた。
アーク「・・・・面白い・・・・実に面白い!!」
マルチ「行くぞぉぉぉおおお!!!!フェンリル!!!」
フェンリル「ウオォォォォォォゥゥゥゥウウウウ!!!!」
マルチが背中に乗るとフェンリルは再び雄叫びをあげ、アークに突進した。
アーク「運命は変えられない・・・・この俺の前ではな!!!滅神破斬!!!」」
アークの剣から無数の波動が放たれ、マルチ達を襲った。
マルチ「これで終わりだ!!コズミック・ブリザード!!!!!」
銀狼の周りに激しい吹雪が舞い、アークを襲った。
アーク「うぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!」
マルチ「行っけぇぇぇええええ!!!フェンリル!!!!!!」
吹雪の中から銀狼の馬鹿でかい氷の波動が襲いかかった。
アーク「負けるかぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!」
マルチ「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええ!!!!!」
パァァァァァァァァァァァァァァァァァァアアアアアア!!!!!!
『見事だ・・・・だが俺は存在し続ける・・・・・・!!』
『運命は変えられなどしない・・・・この俺が存在し続ける限りな・・・・!!!』
マルチ「へっ・・・・勝った・・・・・ぜ・・・・・」
マルチはその場に力無く仰向けに倒れた。
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