STAR QUEST
霧の塔
カービィに言われるがままに二人は螺旋階段の最初の所に走った。
警報の赤い色がカービィ達を照らした。
カービィは天高く続く螺旋階段を警報の中走り続けた。
ウィーン・・・・・・
カービィ「!?」
突然カービィ達の近くで機械音がした。
カービィは思わず其処に立ち止まった。
リュウ「カービィ!!!走れぇぇぇええ!!!!!」
カービィが後ろにいるリュウの方を振り向くと、今まで登ってきた階段が下からもの凄い音を立てて崩れ始めていたのだ。
カービィはそれを見ると黙って全力疾走した。
リュウとスティアも続いて同じ行動を取る。
ウィーン・・・・・・
カービィ「またか!?」
カービィは息を切らしながら喋った。
その瞬間、壁からカービィ達めがけて赤い閃光が何本も襲った。
リュウ「うわっ!!!!」
カービィ達は何とか飛んで避けたが、食らっていたらどうなっていたことか。
カービィ達は尚も走り続けた。
ウィーン・・・・・・
リュウ「気を付けろ!!」
スティア「分かってる!!!」
その瞬間、塔の壁の一部が突き出てきて、そして其処から鋭い棘が出てきた。
時折来る赤い閃光はカービィ達も飛んで回避できたが、この上にも下にも真ん中にも突き出てくる棘の棒を回避することは容易ではない。
カービィは身をかがめたり高くジャンプしたりしてなんとか回避した。
しかしこの階段の中そんな事したら、体勢を崩してしまう。
カービィはその通り見事に体勢を崩し、階段の内側の部分にぶら下がっている状態になってしまった。
崩れ落ちる階段が迫ってくる。
リュウ「カービィ!!!」
カービィ「・・・くそっ!お前等だけでも先に行け!!」
スティア「馬鹿野郎!!!」
スティアはぶら下がっているカービィの所まで戻ってきた。
スティア「お前が先に行けぇぇぇぇぇえええ!!!!!」
カービィ「・・・・・・ぇ?」
スティアはカービィの手を掴むと、滅茶苦茶凄い力でカービィを天高く投げ飛ばした。
カービィ「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!」
カービィは涙が出るような風が顔にぶつかって、そして少し経つと床か何かに貫通した。
カービィ「痛ってぇぇえええ!!!」
グラス「ふむ・・・・意外と早かったな・・・・」
グラスが水晶の前に居た。
カービィはスティアに上に投げられ、螺旋階段を無視して真ん中等辺を突っ切って一気に頂上の床を貫通して来たのだ。
???「しかしそれは『死』を意味する・・・」
カービィ「!?」
カービィは痛みをこらえながら声のする方向に振り向いた。
誰だかは分からない。黒いマント、冷徹な目、邪悪な剣。
アーク「我が名はアーク・スライプ。『運命』を司り、ヴァルキリアスの一員だ」
そのアークと名乗る男の殺気でカービィは押しつぶされそうだ。
グラス「一対二では分が悪い。私だけで相手をしよう」
グラスはそう言うとアークの前に来て、剣を抜いた。
カービィ「・・・・」
カービィは黙って剣を手にし、そして水晶を覚醒させた。
二つ。炎の水晶と雷の水晶だ。
カービィの剣は二色に染まった。
カービィ「・・・・・来い!!!!!」
グラス「私に出会ったことを後悔するが良い!!!!!」
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