STAR QUEST

幻影の湖

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もう何時間歩いただろうか。
カービィ達は炎天下の中、砂漠を歩いていた。
暑さで地面から湯気が立ち、先がゆがんで見える。
カービィ「ワドぉ、み・・・」
ワド「これで263回目ッス!水はカービィさんが何時間も前に全部飲んじゃったッス!」
ワドはカービィが喋りきる前に即答した。
カービィ「そうだっけぇ・・・・」
マルチ「流石にきついな・・・・本当にこんな所に水晶があるのか?」

確かにそう思う。

こんな砂漠に水晶が本当にあるのだろうか?
しかし、地図の示している場所は此処なのだ。
マルチの言葉をきっかけに皆黙ってしまった。

そしてしばらくして、なにか木みたいな物が見えてきた。
その木の近くは砂ではなく、土があり草が生えている。
マルチ「あれは・・・・!?」

カービィ「オ、オアシスだぁぁぁぁあああ!!!」

カービィは夢中でオアシスに全力疾走した。
続いて二人もカービィに続く。
カービィ「・・・ぷはぁ!美味ぇなこの水!」
砂漠と言えば、オアシスだ。
乾いていた喉が潤されていく。
マルチ「助かったな・・・」
ワドは水筒に沢山水を汲んでいる。
カービィは飲みたさのあまりか、顔を水に突っ込んでいる。
マルチ「おい・・・大丈夫か?」
カービィの周りの水から泡が出てきた。
カービィがじたばた暴れている。
カービィが何かを言っているようだが、何も聞こえない。
マルチ「!?・・・・おい!カービィ!」
カービィはやがて水の中に全身を突っ込んだ。
マルチ「溺れたんじゃないだろうな・・・・」
此処の水はそんなに深くないはずだ。溺れるはずがない。
マルチは水の中を見た。
マルチ「姿が見あたらない!?」
ワドはその言葉を聞いて驚いてマルチの所まで飛んできた。
ワド「この中に入ったッスか!?」
マルチ「・・・とりあえず探してみよう」

カービィ「(くそっ!此奴!離せ!)」
???「キシャアアアアアアア!!!」
カービィは得体の知れない怪物に腕を捕まれ、引きずり込まれていた。
どす黒い体の中に黄色い物が二つ。恐らく目だろう。
カービィ「(息が・・・・・!!!)」
カービィは剣で怪物を振り払った。
???「キシャアアアアアアア!!!」
怪物は恐ろしく大きな牙を唸らせた。
カービィは必死で水面へと急いだ。
怪物が迫ってくる。
カービィと怪物の距離は、どんどん縮まってく。
カービィ「(後少し・・・・!!)」
カービィは全力で泳いだ。

バシャアアアン!!

勢いを付けすぎたせいか、水面から飛び出すようにカービィは陸に上がった。
水の中には怪物が悔しそうに唸っている。
あのまま水の中に居たらどうなっていたことか。
カービィはほっとして、息を切らしながら周りを見た。
カービィ「・・・・あれ?」
二人が居ない。何処に行ったのだろうか。
それよりも気になるのは・・・・・・・・

カービィ「此処・・・・・何処だ?」

カービィはオアシスなどではなく、森の中になっていた。
いや、カービィ自身が移動したのだろうか。
そしてオアシスだったのが、湖になっている。
後に続いて、マルチとワドが打ち上げられるかのように水から出てきた。
ワド「何なんッスか!?あの怪物!!」
マルチ「ありゃあ俺達を食うつもりだったな。」
二人は息を切らして喋っている。
カービィ「マルチ!ワド!」
マルチ「カービィ!生きてたのか!」
カービィ「・・・何か嫌な言い方だな」
ワド「それより・・・・・此処は何処ッスか?」
当然思うことだ。とカービィは思った。
マルチ「・・・黙っていても始まらないな。道なりに進んでみよう。」
カービィとワドは黙ってマルチの言うとおりにした。

しばらく進むと、森を出た。
カービィ「確か・・・・さっきは砂漠だったよな?」
マルチ「ああ・・・・でも此処は・・・!?」
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