STAR QUEST
敵
カービィは、マルチの後に続き全力疾走で走っていた。
何分か経ち、真ん中の巨大な建築物までたどり着いた。
遅れてワドも付いてきた。
カービィ「はぁ、はぁ・・・・・此処か・・・・」
ワド「もう疲れたッス。走りたくないッス・・・・」
カービィがその建築物に入ろうとした瞬間・・・・
ブツン・・・・・・
マルチ「・・・・停電!?今まで一度もそんなこと無かったはずだ」
此処は機械がたくさんある未来都市だ。電気がなかったらどうなってしまうのだろう。とカービィは思った。
カービィ「迷ってる暇はない!行くぜ!」
カービィがそう言うと傾斜のない建物の側面を気合いで登り始めた。
マルチ「・・・・此処は100階建てだぞ」
カービィ「え?・・・・・」
カービィはその言葉で気合いが抜けた。
カービィ「ぁぁぁ〜〜〜〜〜」
ドスン!
鈍い音がした。どうやらカービィは尻餅をついたようだ。
マルチ「・・・手動の扉も此処にはある」
カービィ「痛ってぇ・・・それを先に言ってよ・・・」
マルチ「言う前にお前が先走ったんだろ・・・・」
カービィ「・・・・・良し行くぜ!」
マルチ「(逃げたか)」
カービィ達は建築の中に入った。
静寂の中に、三人の足音が響き渡る。
ワド「不気味な所ッスね・・・・」
マルチ「非常用電源が付いて、エレベーターは動くみたいになってるようだな」
三人は黙ってそれに乗り、しばらくして100階に着いた。
マルチ「此処が100階だ・・・・・」
ピンポーンというおなじみの音が鳴り響き、エレベーターのドアが開いた。
カービィ「!?」
カービィ達が見た光景は、先ほど見たマントを纏っている一人の男。何族かはよく分からない。
???「遅かったねぇ♪カービィ君♪」
どこからか声がした。目の前に見えている奴の声ではなさそうだ。
カービィは腰の鞘から剣を抜き、構えた。
???「そんなに怖がらないでよ♪今姿を見せてあげるから♪」
すると、マントを纏っている奴の目の前の水たまりが集まり、人間族らしい物になった。
???「フフフ・・・驚いたかい?♪僕はウォーラ。宜しく♪」
確かにこれを見れば誰だって驚く。
ウォーラ「あ、そうそう。氷の水晶は頂いといたよ♪」
ウォーラはそう言うと手に持っている水晶を見せた。
カービィ「クソッ!遅かったか!」
ウォーラ「そう言えば、カービィ君と赤い君とは、何処かで会った気がするなあ。何処だっけ♪」
赤い君とは恐らくワドのことを指しているのだろう。
ワド「思い出したッス!此奴、俺達の村を襲った一人ッス!」
カービィ「!?」
マルチ「・・・・・」
カービィの怒りが込み上げてくる。
ウォーラ「ゴメンネ♪そんなに覚えてないんだ♪殺しと破壊は何百回もしてるからネ♪」
カービィは剣を強く握りしめた。
ウォーラ「やる気みたいだネ♪では此処でゲームをしようじゃないか♪」
カービィ「ゲームだと・・・・!?」
-Powered by HTML DWARF-