GALAXY QUEST

時を越えて

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キィー・・・・・・
ガシャン!
扉を開け、閉める音。
レイ達は吹雪の奥に見えた建造物の中に入っていた。
この建造物は、全体が神殿のような造りになっているようだ。
そして、もう一つ。
全体が透き通る水色のような物で造られている。
ガラスだろうか・・・いや、違う。
水晶のようだ。
その水晶のような壁や床や柱が、この建造物の神秘さを強調している。
すると、目の前の馬鹿みたいに横幅が広い階段から一人の人物が下りてきた。
今レイのすぐ近くいる人物のように、マントを被っている。
恐らくレイと同じ人間族だ。
と言っても、レイ達も同じようなマントを被っているのだが。
???「此奴等は・・・・誰だ?」
階段側の誰かが口を開く。
そしてゆっくりと階段を下った。
???「・・・来たぞ。時は満ちた」
近くにいる人物が言う。
レイ達は数々の疑問を抱きながらも、とりあえずその話を聞き続けた。
???「・・・そうか。ならば来い・・・・・と言いたい所だが・・・」
人間族の誰かがマントの中から弓を引っ張り出し、構えた。
矢を手に取り、そして射る。
矢はレイを通り過ぎた。
レイは急いで後ろに振り向く。
その矢はゼルスに向け一直線だ。
ゼルスはマントから手を突き出し、飛んでくる矢を横から手で掴み取った。
ゼルス「・・・・何のつもりだ・・・!」
ゼルスが視線をそらさずに、矢を横に投げ捨てる。
???「・・・・お前は来るな。俺達が用があるのはレイだけだ」
レイ「・・・・・!?」
人間族の誰かは、自分の名前を知っていた。
それに、自分だけに用があるとはどういう事なのか。
レイは訳が分からないまま、マントを纏う二人と進んだ。
ゼルスは仕方なくこの広い部屋で待っているようだ。
すると、ふと思い出したようにレイは問うた。
レイ「・・・・なぁ、お前等は一体何者なんだ?」
歩きながら問う。
???「・・・・・何者か・・・か」
急に歩みを止める。
すると、扉が開く音。ゼルスが外に出たのだろうか。
いや、違う。急に威圧感を感じた。
レイと歩んでいた人物二人が方向転換し、走り出す。
この人達も勘づいたのだろう。
レイもとりあえず走り出した。
広い部屋に着く。
ゼルス「・・・・うぁぁああっ!」

ズサササササッ!

???「・・・・奴は何処だ?答えろ!」
誰かに吹っ飛ばされたようだ。
その光景を三人は目の当たりにした。
見覚えのある人物が一人、その後ろに二人。
ミストだ。ミストが居る。
その邪悪な剣をゼルスに突き立てている。
レイ「・・・・ゼルス!」
ゼルス「・・・来るなレイ!奴らの狙いはお前だ!」
ミスト「・・・・・・?」
ミストが此方を向いた。
しまった。見つかってしまった。
レイの近くにいたカービィ族の誰かがミストに向かい飛び立った。
マントの中から剣を出し、空中から勢いを付け剣を振り下ろす。
ミストは素早く剣を横に構え、振り下ろされた剣を弾いた。
ミスト「・・・・貴様は・・・!?」
弾かれた衝撃と共に、空中で一回転し見事に着地した。
あのミストが謎の人物に驚いている。
???「・・・・レイ!フェスト!周りの奴を頼む!」
カービィ族の誰かが叫ぶ。
すると、レイの近くにいた人間族の誰かがマントを脱ぎ捨てた。
フェスト「・・・・了解だ!」
そう言うと、ミストの後ろにいた二人のうち一人に弓を構えた。
残ったのはもう一人だ。
レイは片腕を突き出し、構えた。
カービィ族の誰かは剣を片手に構え、一方の手をマントの中に突っ込んだ。
その手から白銀に光る玉が出てきた。
???「・・・・一気にカタを付けようか」
ミスト「・・・・その前に滅してやろう」
ミストは謎の人物に向けて走り出した。
謎の人物は光る玉を前に突き出し、叫ぶ。

???『・・・・・召還!』

レイ「・・・!?」
ゼルス「・・・・・!?」
フェスト「・・・・・」
光る玉がさらに凄い光を解き放つ。

ミスト「・・・・何だ!?」

ミストは腕で光を遮り、止まった。

???『・・・・機動巨兵、ゼノメノン!!!』

カァァァアアア!!!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!

ミスト「・・・・・何だと・・・・!?」
ミストに巨大な影が差す。
其処には数々の巨大な剣や砲台を備えた馬鹿でかい機械のような物がそびえ立っていた。
その上に謎の人物が立っている。
フェスト以外の誰もが驚愕した。
レイ「(彼奴は一体・・・・・何者だって言うんだ!?)」

ゼノメノン「・・・・ピーッ・・・・前方ノ敵機ヲ排除シマス」

その剣や砲台はミストに向けられた。
???「・・・・教えてやるよ、レイ」
レイ「・・・・・・!?」
???「・・・・・俺は――」

遙か昔に伝説となり

そして時を越え

今此処に降り立つ者

レイ「・・・・まさか!?」

バサッ!

謎の人物はマントを脱ぎ捨てた。


カービィ『――俺の名はカービィだ』
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