GALAXY QUEST

北へ

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レイ「・・・・・で、どうやって出るんだ?」
レイはブラウンの肩に担がれているハンマーをちらりと見ながら言う。
ゼルス「・・・まさかそれでぶっ壊すってオチか?」
ゼルスは銃を座りながら磨いていた。
ブラウン「・・・ん?そうだが何か?」
そう言うとブラウンはハンマーを両手に構え、壁に叩きつける体勢を取った。
はっきり言ってレイ達はブラウンを信用しきってはいなかったが、今はそんな事は言っていられない。
そう思っているうちに、ブラウンがハンマーを既に壁に叩きつけていた。

ドン!と言う音と共に砂が頭上が落ちてくるが、壊れる気配は全くない。

だが、ブラウンは叩き続けていた。
レイはそれを見ると、溜息をついてゼルスが居る横の方に座り込んだ。
ゼルス「やっぱ無理じゃねぇか?こんな所の壁って言ったらそうとう分厚いだろうし・・・」
しかし、耳を貸さない。
叩き続けるうちに息が荒くなっている。疲労が溜まっているのだろうか。
ブラウン「(・・・・能力さえ使えればこんな石ころぶっ飛ばせるんだが・・・)」
ブラウンは流石に疲れたのか、二人と同じ所に座り込んだ。
こんな滅茶苦茶重そうなハンマーで何回も叩きつけ、疲れない方がおかしい。
レイは尚も他の脱出方法を考えていた。
能力は・・・ゼルスも精神力が切れてて使えなさそうだ。
回復を待つしかないのか・・・・
そんな事してたら軍に天使を捕まえるのを一歩譲る事になってしまう。
何か方法はないか・・・・・
ふとソロの事を思い出す。
捕まってあの後どうなっているのだろうか・・・・
沈黙が三人を包む。
不自然な程の静けさだ。何かの予兆な記がする。
それは的中した。

ドォォォォォオオオオン!!!!!!!

レイ「・・・なっ!」
ゼルス「・・・・!?」
ブラウン「・・・うぉ!」
三人が思わず立ち上がる。
三人が壊そうとしていた壁が、吹っ飛んだのだ。
光が差し、久しぶりに吸う外の空気が入ってきた。
そして次に影が差す。

???「こんな所で手間取っていたのか・・・・」

レイ「・・・・・・!!」
三度目だ。
今ので三度目。前にも助けてくれた謎の人物。
???「・・・さっさと出ろ。急げ」
三人は戸惑いながらも言われるままに出る。
眩しい。目が慣れるのに少し掛かった。
久しぶりに吸う外の空気。何とも心地良い。
と、レイは回れ右をして謎の人物に向かった。
???「・・・北の最果てに向かえ。其処で全てが打ち明けられる」
レイが問おうとしたが、その前にその人物に先を越された。
レイ「・・・・本当だな?」
仕方なく聞き返す。
???「・・・・・お前等精神力が切れてるな?」
問い返した答えではなかったが、図星だ。
レイは一歩退く。
???「・・・・時は一刻を争う。行くぞ・・・・」
と、口出しをする者が一人。
ブラウン「ぇっと・・・・空気的に言いにくいんだが、俺此処に残る」
皆の視線が一斉にブラウンに注がれる。
ブラウン「まぁ・・・・色々やる事あるしな」
別に来いとは行ってもないし、来なくてもどうでも良い。とレイは思った。
ブラウン「・・・んじゃ、じゃぁな」
そう言うと、手を後ろに軽く挙げながら去っていった。
???「・・・・・お前は行くのか?」
ゼルスに向かって言い放つ。ゼルスはゆっくり頷いた。
それを確認すると、謎の人物は口を開く。
???『翔よ、蒼天の橋!スカイブリッジ!』
そう叫ぶ。レイは聞いた事もなかった。
三人の体が宙に浮く。
ゼルス「・・・うぉっ!?」

ビュオォォォォォォオオオ!!!!!

もの凄い勢いで上空へと舞い上がっていく。
もう凄く高い所まで来た。自分達が今まで居た西部の拠点がとても小さい。
空中で一回止まり、今度は北へと動きだす。
レイ「(・・・俺が使ってるのとは段違いだ。複数飛ばせてしかも距離は長いはずなのに・・・どんな精神力してんだよ)」
レイはそう思いながら、寒くなっていく空気を堪えた。
こんなに高く昇ったのは始めてだ。
空から見る景色は新鮮で心地良かった。
レイ「・・・・・此処か?」
地面が白い色に変わっていた。
ゆっくり降下していく。

・・・トン。

降り立つ事は何回も経験していたので、レイは綺麗に着地した。
ゼルスは少し変になったようだが、謎の人物もレイと同じだった。
上の方を見上げる。
いつの間にか天候は吹雪だった。相当北の方なのだろう。
そして奥の方にうっすらと建造物が見える。何なのかは分からなかった。
すると、体が震えているのに気がついた。流石に吹雪で半袖は辛い。
すると、謎の人物が茶色の布の塊を投げてきた。
広げてみると、謎の人物と同じようなマントだった。
それを二人は迷わず着、謎の人物に続いた。


〜???〜


ソロ「俺は何もしてないぞぉ!出してくれ!なんか喰わせてくれぃ!」
???「黙れ餓鬼めが。とぼける物ではない」
ソロ「俺は何も知らないよぅ!早く出してくれぃ!」
手足が鎖に繋がれている。そして吊されていた。
???「・・・もういい加減にしないか?」
ソロ「腹減ったぁ・・・!」
???『・・・・・ラファエルよ』
その言葉を聞くと、ソロが喚くのを一瞬にして止めた。
ソロ「・・・・・貴様・・・」
???「フフフ・・・・ハッハッハッハ!!!!」
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