GALAXY QUEST

潜入III

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〜ラディアス軍西部 廊下〜


???「・・・・・・」
ラディアス兵「どうかしましたか?ブラウンさん」
ラディアス兵が話しかける。
ブラウン「ん?ぁ、ぁぁ。何かやけに今日は騒がしいなと思ってな」
ラディアス兵「そうですか?私は何も感じませんが・・・」
ブラウン「・・・・俺はちょっとぶらぶらして来る。仕事頑張れよ〜」
そう言いブラウンは廊下を歩み始めた。

ガシャン!

ドン!

タッ!ズササササ・・・・!

部屋の隅から人物が二人、いや三人が飛び込んできた。
ゼルス「・・・ぉぃ、俺等生きてるぞ!」
ゼルスは立ち上がり、服を払う。
レイも立ち上がって自分の服に付く土埃を払う。
始めて生きているという事を実感したような気がした。
レイは自分が飛び込んできた所を見てみた。
扉は分厚い扉によって固く閉ざされていた。
そして視線を横に移す。
其処には黒いマントを纏う者が一人。
彼奴だ。
???「ほぅ・・・・まだ生きていたか」
その人物の脇には民達がいた。
レイ「・・・・その人達を早く放せ!」
レイは叫んだ。
???「・・・・私が此奴等を無意味に連れてきたと思うか?」
その人物は薄笑いをあげる。
ゼルス「・・・・どういう事だ!」
???「・・・こういう事さ・・!!!」
すると、奥の暗闇の中から手のような物がぬっと現れる。
レイ「・・・・・・!?」
そしてその手は民達に向けられ、その巨大な手で全てを鷲づかみにして闇の中に溶けていった。

バキッ!メキッ!

ウォォォォォオオオ・・・・・・・・・

幾多の悲鳴、そして何とも惨い音。
それにこの唸り声。
ゼルス「・・・・・・・!?」
謎の人物が高笑いを上げる。
???「愚かなる民は偉大なる大天使の餌となった」
レイとゼルスは唾を飲む。
???「・・・このラツィエルの餌とな!!」

ウォォォォォオオオ!!!!!!

暗闇からぬっと馬鹿でかい身体が出てくる。
ミカエルと大体同じ体つきだ。
レイ「西部の地下に丸ごと確保していたか・・・・やられた・・!」
レイが一歩後ろに退く。
???「そして貴様等も・・・このラツィエルの餌となるがいい!」

ウォォォォォオオオ!!!!!!

ゼルス「くっ・・・・!」
レイ「・・・・大天使は計算外だった・・・!」
???『我が名はミスト=スライプ・・・・貴様を此処で消し去ってくれよう・・・!!』
ブラウン「・・・何だこれは・・・・!?」
ブラウンが見ていたのは天井の角についていた防衛用の残骸だった。
そして目の前に広がるのは巨大な錘。
ブラウン「・・・・・一体何があったんだ?」
錘を乗り越え、向こう側を見てみる。
錘は道一杯にあるので向こう側にたどり着くだけでも苦労だった。
そして道は地下へと続く。
ブラウンは細い道をひたすら進み続ける。
そして分厚い扉に着く。
それはどうにも壁と一体化しているので、行き止まりにしか見えなかった。
首をかしげながらブラウンは回れ右をするが、途中である声を捕らえる。
分厚い壁のような扉から聞こえてくる。
気になってブラウンは聞き耳を立てた。

話し声、悲鳴、唸り声、咆哮。

いかにも怪しいのでブラウンは扉を開けたかったが、何しろ分厚いので開きそうにない。
背中に携えるハンマーを取り出す。
ブラウン「・・・ぶっ壊してやらぁ!」
大きく振りかぶり、真っ直ぐ前に落とす。
しかし扉は音を立てただけで終わった。
ブラウン「・・・なめやがって・・・!!」
ハンマーを両手で横に構え、前に突き出し唱える。
ブラウン『授けよ、鋼鉄の力!メタルハンマー!』
ハンマーが光る。
そしてそれを大きく扉に叩きつける。
ブラウン「・・・・いい加減壊れろ!」

ドォォォォォオオオオン!!!!!!!

レイ「・・・・・!?」
ゼルス「・・・・・・!?」
ミスト「・・・・・・」
煙を立て扉が破壊される。
そしてその煙の中、ブラウンが現れる。
ブラウン「・・・・・もしかして、場違いだったか?」
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