GALAXY QUEST

秘密の扉

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レイは気絶しているソロの元に近寄った。
そして頭を片手でつまみ上げ、川の方向に向く。
レイ「・・・・お前は気絶だろうと寝過ぎなんだよ!」
レイは大きく振りかぶり、そのまま川へとソロを投げ落とした。
水しぶきが上がり、そして泡が水面に浮かんだ。
今川からはい出てきたずぶ濡れの服を着ているレイは何とも思わなかったが、ゼルスは少し不快だったようだ。
川に投げ込まれてすぐにソロがはい出てきた。
息を切らしている。
ソロ「・・・な、・・なにすんだよぅ!」
ソロが文句を言う。
レイ「仕事だ。お前じゃないと多分出来ないからな」
レイはずぶ濡れのソロにそう言い、銅像を指さした。
ソロ「へ?あの銅像がどうかしたの?」
レイは説明するのも面倒臭かったので、それを無視した。
レイ「良いか・・・・俺の言うとおりにするんだ・・・」
レイはソロの耳の近くで喋った。ソロは戸惑いの顔を浮かべたが、尚もうなずいていた。
ゼルスは首をかしげながらそれを見ていた。

レイ「・・・・んじゃぁ、言った通りにやれよ・・!」
レイは川の前に立った。レイはゼルスを手招きし、ゼルスも川の前に立った。
ソロ「分かったよ・・・・・・」
ソロは面倒臭そうにうなずいた。
ソロが地面の上に落ちている弾を拾った。レイが捨てたあの弾だ。
それをソロが拾い上げると、でかい銅像の左右に一つずつ、一方は1メートルぐらい離し、もう一方は銅像ぴったりに置いた。
ソロ「ぁ〜・・・面倒臭いなぁ」
レイ「面倒臭くてもやれ」
レイは腕を組みながら冷たく突っ込む。
ソロはしぶしぶ弾に向かって何かを小さい声で言い、レイに向き直った。
ソロ「準備出来たよぉ・・・!」
ソロがこっちに小走りで来た。
レイはそれを確認すると、片手を突き出した。
レイ『出でよ、岩壁!ストーンウォール!!!!』
川の円状を囲むように岩壁が現れる。人の気配がなかったのが幸いだった。
ソロ「・・・・じゃぁやるよー」
ソロは手を弾に向けた。

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!

ゼルス「・・・・!?」
もの凄い轟音と共に、でかい銅像が川から離れていく。
すると、今まで銅像と建物が良い具合に隠していた日光が漏れてきた。
その日光は円状に施された川の中の側面に反射し、丁度星形を象るように反射し続けた。
太陽の紋様は反射した星の真ん中に来た。
ゼルス「・・・す、凄ぇ・・・・!」
すると、円状に施された部分から真っ直ぐな川に繋がる丁度境目から壁がせり上がり、川から来る水を遮断した。
かと思うと、太陽の紋様の周りに数個の穴が開き、水を静かに吸い込んだ。
ソロは自分でやった事なのにあんぐりと口を開けている。
まるでをれは円状の部分が川から遮断され、一つの部屋のようになった。
レイ「・・・降りるぞ、ソロ」
ソロは言われるままに降りる。ゼルスは驚きながらただそれを見つめている。
ソロは興味津々に鏡を見たりした。
レイが降り立つと、早速側面の鏡の部分を手で叩いたりして探ってみた。
すると、一部分響くような音がする。中に通じているのだろう。レイが其処を引いてみると、まるでドアのような音を立てて開いた。
レイ「全く・・・・大がかりな仕掛けだな・・・・」
レイはその鏡の扉を押し開け、闇の中へと消えていった。
と思うと、また引き返してきて、ゼルスに向かって叫んだ。
レイ「お前はどうする?俺達行ったら此処の道閉じるからな」
ゼルス「ん?ぁぁ・・・え〜っと・・・」
ゼルスは少し考えた。
ゼルス「一応行くか。この街の事だしな」
ゼルスは答えた。それを確認したレイは、手招きをした。
ゼルスは降り立ち、レイと共に中に入った。ソロも続けて入った。

ゼルス「・・・・なぁ、レイ」
レイ「ん?何だ?」
暗闇の中の会話。
ゼルス「道を開けたのは良いが、どうやって閉じるんだ?内側からじゃ無理だよな・・・・」
声が響き渡る。レイは即答した。
レイ「それなら手は打ってあるさ・・・」
その頃、地上。

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!

動いた銅像がまた轟音を立てて独りでに戻りだした。
いや、独りでではない。
ソロの能力で強力な磁力を生み出し、そして銅までをも磁石に引きつけるようにしたのだ。
なのでいつ、何処だって能力を使えば動かす事が出来るのだ。
流石は磁力のコマンダーと言った所だろう。
岩壁は跡形もなく崩れ去り、そしていつもの広場に戻っていった。


そして建物の隅に座り、その光景を見ていた人物が一人。
???「働いてくれてどうもありがとう・・・・って所だな」
謎の人物は建物から地面へと降り立ち、銅像を二、三回叩いた。
???「これで俺達も力を得る事が出来る・・・残念だったな、『ラディアスの白き龍』よ・・・・」
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