クリエイターズ!

第31話

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レム 「付いて来い・・・」

    レムに言われるがまま、歩いていったが、クロトは一緒に来ないで一階で待っていた。

レム 「此処だ・・・」

リュウ「これは・・・・・」

    地下の奥の部屋にたどり着いた。不思議な魔方陣が床にある・・・

レム 「修行用の特別な魔方陣だ。まずは、身体ではなく、心を鍛えてもらう・・・」

リュウ「心?どういうことだ?」

レム 「いちいち話すのも面倒だ。とにかく、魔方陣の中に入れ」

リュウ「分かったよ・・・」

    リュウは魔方陣の中に入った。

レム 「いいか?これからお前の心…要するに精神状態が普通じゃいられないような幻術を見せる・・・
    だが、それに打ち勝ち平常心を保て!いいな?」

リュウ「精神状態を維持し続ければどうなるんだよ?」

レム 「どんな状況に陥っても平常心でいることが出来れば、冷静に対処できることが出来る!集中力も高まるしな・・・」

リュウ「あぁ!なるほど!」

レム 「あと、もう一つ・・・どんなことがあっても魔方陣から一歩も出るな!説明はもういいな?では、始めるぞ!」

    スゥ・・・

リュウ「辺りが暗くなった!?…ん?」

    辺りから魔物が出てきた。

魔物 「グルルルルル・・・ガァ!」

リュウ「うわぁ!」

    魔物はリュウをすり抜けていった。

リュウ「これ幻だよな・・・?リアルすぎるって・・・」

魔物 「ウゥ・・・グルルルル・・・」

    魔物は次々と出てきた。

リュウ「幻なんだよな・・・よし!」

    リュウは堂々と魔物を待ち構えた。

    ヒュン・・・ヒュン・・・

リュウ「まだ少し恐ろしいけど、大丈夫!」

    グッ・・・

リュウ「え!?」

    魔物に噛みつけられ、わずかだが少し感触がした。

リュウ「幻だろ!?何で感触がするんだよ!」

レム 「何も感触がしない程度では訓練にならないだろ!徐々に感触は強くなっていくぞ!」

リュウ「そ・・・それって、どんどん痛くなっていくって事?」

    スゥ・・・

    今度はシンの幻が出てきた。

レム 「いいか!幻だと思うことが大切なんだ!怖いなんて思うと、いつまで経っても終わらんぞ!」

リュウ「し・・・シン・・・」

シン 「フン・・・」

    カチャッ・・・・・ズバッ!

リュウ「痛!」

    シンの幻は、剣を構えたと思うと、即座に攻撃してきた。

リュウ「こ・・・こいつ・・・」

シン 「まだ生きてやがったか・・・」

    今までに無いリアルな発言だ。リュウの幻だと言う思念が、ことごとく崩されていく。

リュウ(これは幻だ・・・!騙されないぞ・・・!)

シン 「消えろよ・・・このクズが!」

    ズバッズバズバ!

リュウ「グ・・・・・・・!」

シン 「オラァ!どうした!」

    いつの間にか、血がにじみ出るようになった。

    スゥ・・・

リュウ「痛いけど・・・平常心を保つんだ・・・」

    再び幻が出てきた。それは・・・

リュウ「ロキ?ララ・・・他のやつらも・・・まさか・・・」

    ズバッ!ドカンッ!ドドドド!ゴオオォォォ・・・

リュウ「うわぁぁぁああああぁぁあぁぁあああ!!!!!」

    ズキッ!

    様々な場所から痛み出す。現実としか思えないほどに・・・

リュウ(ち・・・違う・・・!これは幻なんだ・・・)

    リュウは何かを見通したような瞳だった。

リュウ「幻だ!!!!!!」




























レム 「よく耐えたな。合格だ!」

リュウ「え?・・・あっ!」

    リュウの傷は消えていた。

レム 「よくあの幻術から逃れたな。では、次の訓練だ」

リュウ「は〜い・・・」
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