STAR QUEST
悲劇の空中都市
スティア「・・・・・・・で、どうやって行くんだ?」
カービィ「・・・・・知らねぇ」
カービィは即答した。
今居るのは空中に浮かぶ都市の真下。
馬鹿でかい影がカービィ達を太陽から隠していた。
すると、後ろで物音がした。
カービィが振り向くと、其処には本を地面を広げてまじまじと読んでいるブロントが居た。
リュウ「お前・・・・何で付いてきたんだよ・・・・」
カービィ「て言うか・・・・お前居たのかよ?」
流石の影の薄さだ。此処に来るまで全く気が付かなかった。
しかしその言葉をブロントは無視した。
ブロント「・・・・・行く方法・・・・分かったぞ!」
ブロントはそう言うと、ほぼ影の中心の所に行った。
皆はブロントの方に視線を移している。
ブロントは其処に座り込み、地面をさすったり叩いたりしてみた。
ブロント「誰か、此処に強いエネルギー派を放ってくれないか?」
スティア「よ〜し。じゃあ俺がやるぜ!!」
スティアはその場に立ち上がると、槍を構えた。
スティア「行くぜ・・・・・!!!雷刃双破撃!!!!」
スティアは雷を帯びた槍をぶんぶん振り回しながら中心に向かって飛び、そしてその槍でブロントの指示した所を突き刺した。
すると、突き刺した所を中心に地面が円状に緑色に光り、そして少し経つと円陣が現れた。
ブロント「・・・・やはり俺の論理は正しかったようだ」
ブロントは本をしまうと、円陣の近くに戻った。
何か意味があるようだが、少なくともカービィが理解するのはまず不可能だろう。
ブロントはその手で円陣の外側の線をなぞった。
するとその線から再び緑色の光が放たれ、円陣の大きさの地面が浮かび上がった。
カービィ「うぉ!凄ぇ!!」
リュウ「道を開いてくれたのはありがたいが・・・・・お前何で来たんだ?」
ブロント「ん?ぁぁ。空中都市をこの目で確かめ、足を踏み入れるなんて素晴らしいじゃないか!」
ブロントは分厚い本を片手に、目を輝かせた。
スティア「ついて行けないな・・・・」
皆は少し浮いている円陣の上に乗った。
ブロントは真ん中の紋章を触ると、また緑色の光を放った。
カービィ「・・・・今度は何だ?」
すると、円陣は音も立てず猛スピードで天空へと昇った。
リュウ「ぬわぁぁぁあああ!!!顔がゆがむぅぁぁあああ!!!」
リュウはその通りもの凄い風を受け顔がゆがんでいた。
カービィ達も同様だ。
しかしブロントだけは何故かゆがんでいなかった。何か知っているのだろうか。
そんな事を思ううちに、真上には馬鹿でかい影の本体が近付いていた。
真ん中の穴に綺麗に円陣は入り、そして内部で急停止した。
その反動でカービィ達は空中に少し浮いたが、ブロントは飛んでいるので反動も何もなかった。
カービィ「やっと着いたか・・・・・・」
内部は石造りになっており、所々にツタが絡まっている。
苔が生えていたりもした。
カービィは出入り口と思われる、光の入ってくる方に進んだ。
その光の向こうには・・・・・・・・・
???「・・・・・遅かったな」
???「遅かれ早かれ死ぬのは一緒だろう?グラス」
青い空と白い雲、そしてこの神殿。
カービィ達の目の前に広がる景色の中に、三つの黒いマントがあった。
グラス「まぁ、その通りだな・・・・・」
???「今はただ作戦を実行するのみだ・・・・雑談は控えろ。アーク、グラス」
アーク「そんな事は分かっている。仮面の男」
仮面の男「分かっているのなら良いのだ」
ヴァルキリアスの三人だ。
三人とも並半端な実力者ではない。
それよりも気になるのは・・・・・・
カービィ「何だよ・・・・これ・・・・・!」
黒いマントを着た三人を中心に、都市と神殿が破壊し尽くされていた。
ガレキがそこら中に散乱している。
リュウ「一足遅かったか・・・・・!!!」
アーク「一足・・・・・・?」
アークは即答した。
仮面の男「貴様等が来るのには二足も三足も遅いぞ?」
スティア「・・・・どういう事だ!?」
アーク「お前等がのんきに戦争何かしている間に・・・・」
グラス「俺が破壊したのさ!!!」
グラスがアークに続き、答えた。
カービィ「・・・・何故そんな事する必要があるんだ!!!」
カービィはそう言うと、剣を抜き構えた。
アーク「・・・彼らは天に近付きすぎたのだ・・・・」
仮面の男「天に近付きすぎた者は制裁され、そして滅ぶ。それがこの世の掟だ」
カービィ「・・・・・くっそぉぉおおおおお!!!!!」
カービィは剣の切っ先を三人に向け、突進した。
アーク「此処がお前の墓場だ・・・カービィ!!!」
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